君と見た景色

 

 

 

8/4 パシフィコ横浜

 

 

決まった時埋まるわけないって多分誰もが思ってた。

ママに「パシフィコは来てね」って言われたけどまぁもちろん行く気なんてさらさらなかった。

 

 

 

 

4年追っかけた沼を他界して2年。他界するって言うのは簡単だけど本当にするのは結構大変で、最後の1年は同情心というかほぼ辞めるに辞められず追っかけていたんだと思う。

そんなだから推しにもオタクにも合わせる顔がないし申し訳ない気持ちがどこかにあって二度と行くことはないと思ってた。

 

 

 

 

 

会場に着いた時、まだ物販時間だったが人の多さにビックリした。本当に彼らの現場なのかまだ信じられなかった。

 

 

 

 

 

いなかった2年で現場は大きく変わっていた。

セトリの半分は知らない曲だったし知ってた曲でさえコールが変わっていた。フォーゲルがソロコーナーで歌うようになっていたし殺陣なんてやって。なにより推しが遥かに遠い存在に見えたし、立派なアイドルになっていた。

 

 

だけど1曲目から泣き出すノックソや楽しそうに歌うとみたけ。間に入れるしょーもないコーナーや長い挨拶。メンバーの仲の良さ。変わらないものも確かにあった。

 

 

 

 

パシフィック展望台の「あぁ ふるさとは見えないかなぁ あぁ あいつにも見せたかったなぁ」はいなくなったオタクのことらしい。

いなくなったオタクのことなんて思わなくていい。いなくなった分、その倍のオタクを増やして大きくならなきゃいけない。でもそう思ってくれるのも彼ららしさなのかもしれない。

 

でもその景色をみたあいつは懐かしさなんて感じなかった。私の知らない、格段に成長したMeseMoa.だった。

ふるさとなんて思い返さなくていい。もっとたくさんの人に支えられて大きな舞台に立って欲しい。いなくなったオタクのことなんて早く忘れてほしい。

 

 

 

 

完売はしたけど満席ではなかった。相変わらず"楽しかった"だけで帰れないところも成長してないなと思った。

それでも今回のパシフィコ横浜は成功だったのだろう。

言いたいことは山ほどあるが武道館に立つ日が来たら見に行こうと思う。

 

 

 

 

いつか、彼らのオタクであったことが自慢になれるその日まで。